見出しはセンセーショナルだったが、元少年A(きちんと目線入り)、少年Aの両親、少年Aを教育しようとした政府機関や第二の母親になろうとしたおばさん、犯罪心理学者、被害者のご両親など多方面に丁寧な取材をしているように見えた。 文春がない状態(一方的に少年Aだけが安全地帯から意見を述べられる状態)にくらべてよっぽど健全な状態に感じる。 なによりも、少年Aの凶刃から生き残った少女からコメントをとったのは衝撃的だった。 その少女は事件の際の看護に感銘を受け、今では看護師をなさっているとのことだ。事件と向きあい、強い女性となっているが、いまでもドラマの殺刃シーンを観られないそうだ。明日にでも再び少年Aがやってくるのではないか、と考えてしまうという。 少年Aは名前を変えて、少年Aそのものはこの世から消えたはずではなかったのか。 少年Aの名前を使って、いまだに被害者の気持ちを蹂躙し続ける男がいる。 個人的