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コラムに関するba_ri_coのブックマーク (4)

  • 第一回:前髪をそっとはらうSheのこと〜編集者 R君の場合〜

    31歳の秋、わたしは手ひどい失恋を経験した。そして一冊のzineを作った。それが物語の始まり。不思議なことに、そのzineを読んだ人たちは、今度は自分の番とでも言うように、失恋や過去の経験についてわたしに聞かせてくれた。そしてその語りべの多くは男たち(He)だった。彼らの話はどうしようもなくて、ロマンチックで、そして可愛く愛しかった。 誰かを好きになって味わった痛みや、忘れられない彼女の言葉、しぐさ、風景……。心のなかにしまいこんでいた彼女のことを、彼らは優しく話してくれた。この世界にはなんてたくさんの素敵な物語が繰り広げられているんだろう! そしてその物語がわたしの心の傷を、ほんの少しずつ癒やしていくのを感じていた。 みんなみんな恋をして、失恋をしてきたんだ。 彼らが彼女たちについて語るとき。そこにはわたしの知らない「彼」がいた。 目の前に座り、話し続ける「彼」を見つめながら、わたしはふ

    第一回:前髪をそっとはらうSheのこと〜編集者 R君の場合〜
    ba_ri_co
    ba_ri_co 2018/01/11
    想像しただけでもイケメン
  • 入籍前夜

    明日、婚姻届を提出する。 決めてからあっという間な気もするし、とても長かった気もする。 付き合って4年目、住居を共有して1年と少し。 明日には姓を共有するらしい。 正直、嫁に行くという感覚はさらさらない。 彼もそうだし、彼の母だってそうだ。 だから私も受け入れられたし、母も安心している。 金曜は実家に帰って泊まった。 特に何かをするでもなく、普通に過ごした。 「今までありがとう」みたいな言葉が頭を掠めることもなくて それはきっと、言葉による区切りや変化をつけようという意志がないのだろう。 プロポーズとは違う。 実家を後にして、地元の馴染みの美容院へ行き髪を切った。 数年担当をお願いしているその人は、私の母親譲りの栗色の髪を褒めつつ、 「式に向けて伸ばすんじゃなかったの?」と笑う。 私の堪え性のなさを少し呆れながらも、ウェディングでアレンジしやすい長さにしてくれた。 今日は彼と一緒に指輪を取

    入籍前夜
  • 花椿 HANATSUBAKI | 資生堂

  • お前が信じるお前を信じろ

    先日、はじめてタグボートの多田琢さんにお会いした。 若い皆さんにはすごさがわからないかもしれないが、CMの一時代を築きあげた、 ぼくらからすると「おもしろいCMのカタマリ」みたいな人である。 PEPSI NEX ZERO 桃太郎 そのときの話が印象的だったので、紹介したい。 ぼくは「たぐいまれなしごとをしている人には、その人なりのメソッド、ルールがあるはずだ」と思っている人間なので、そのルールを引き出そうとした。 「どこに秘訣があるんですか」と。 しかし、多田さんの返事は意外なものだった。 「自分がこのCMだったら観たいというものをつくるだけ」 ……え、それだけ? もっとなんかこう、音楽の使い方に一定のやり方がある、とか、独自の発想法がある、とかあるんじゃないの、と思い、もっと深くつっこんでみた。 すると、この言葉の奥底にある「強さ」がわかってきた。 多田さんは、営業を7年間経験し、プラン

    お前が信じるお前を信じろ
    ba_ri_co
    ba_ri_co 2015/06/12
    これ最終回なのか。もっと読みたかったナァ
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