映画の一シーン 大和邸でゲルダ(右、ルート・エヴェラー)に箸の使い方を教える光子(左、原節子) 『新しき土』(あたらしきつち)は1937年(昭和12年)2月公開の日独合作映画[3]。ドイツ語版のタイトルは『Die Tochter des Samurai』(『侍の娘』)である。 解説[編集] 海外留学から帰国した青年を主人公に、彼と対立する家族や許嫁の葛藤、彼らを包む日本の地理や文化を、ドイツ人であるゲルダ・シュトルムの視点から描いた作品である。 新しき土とは満州のことを指しており、唐突なラストシーンも日本の満州進出を喧伝するものになっている。一方でこの映画の製作背景には、日本とドイツの政治的・軍事的接近の目論見があった[1]。ナチス党の人種主義では有色人種を良く思っていなかったため、ドイツ側は日本のイメージを持ち上げることで同盟の正当性を主張しようとしたのである。折りしも日独合作映画を企画
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