書を読んだら街に出よう、街で本を読んでもいい。 読書は経験だから、いい本読んだら、語りたくなる。同じ本を読んだ人に会いたくなる。これは、それを、かなえてくれる。いい本は、見せびらかしたくなる。顕示欲と体験のおすそ分けをしたくなる。そして、その本を平積みしている書店や、オススメしてくる人に惹きつけられる。「もっと面白いのある?」って聞きたくなる。 しかし、そういう場所は、なかなか見あたらない。好きな作家や作品を、熱っぽく粘っこく語れるほど、職場や家庭で自分を曝けていないから。だからネットに穴掘って、王様の耳よろしく叫んでいるわけ(ここはそのログ、オフ会だと[スゴ本オフ]がある)。 本書では、そういう密やかな(?)欲求をかなえる「場」を紹介する。オススメの一冊をプレゼンして、みんなの「読みたい!」を決める「ビブリオバトル」(次回のテーマは「コンピュータ」らしい)。出版業の中の人を呼んで、出して