とある外資系広告代理店の、テレビCMの企画会議。メンバーたちはロボットを囲み、お菓子メーカーの新しいCM案を出し合っています。 メンバーが広告クライアントの目的や訴求内容をプログラムに入力すると、ロボットからこんなアイデアが出てきました。 「夫婦愛」を、 「民話パロディ」をつかって、 「シュール」に、 「想定外」を印象付けて、 「ほろり」とさせろ。 このロボットの名前は「AI-CD β(エーアイ・シーディ ベータ)」。テレビCMの方針を決めるクリエイティブディレクターとして、マッキャンエリクソンで4月1日から稼働しています。 クリエイティブディレクターといえば、クライアントの要望を聞いて、誰に、どんなメッセージを、どう伝えるか、といったことを決める役割です。 AI-CDは、日本で広告賞を受賞した作品を含む、さまざまなCMをデータベース化。この情報をもとに、人工知能を使って最適なディレクショ