取材を重ねる中で、イオンのPB(プライベートブランド)「トップバリュ」に対する消費者の認識が、必ずしも良いものではなくなってきていることが分かりました。イオンとして、トップバリュが現在、消費者にどのように認識されているかご存知ですか。 柴田執行役(以下、柴田):ご指摘の通り、トップバリュについてのお客さまの評価は、価格軸に振れています。「安い」ということがメッセージとしてあまりにも強く伝わったがゆえに、安さの評価はあるけれど、安さと共に我々が訴求しようとした価格以外の価値について、十分に伝えられていなかったと反省をしています。 イオンの一貫した主張としては、もちろん価格も非常に重要な商品の価値の1つだと思っています。「良いものだから高くなってもいい」と妥協をするつもりはありません。 価格について、合理的な軽減が図れるものであれば、良い商品でも、差別化された商品でも、価格については妥協をしな
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