俊輔、やめるな! 日本代表DF田中マルクス闘莉王(29)が1日、MF中村俊輔(32)に代表引退撤回を強く要求した。W杯16強で敗退したチームをもう1段階成長させるため、百戦錬磨の俊輔の必要性を説いた。 闘莉王は30日午後、ヨハネスブルクのタンボ国際空港に単身現れた。父・隆二さんの緊急入院でブラジルの故郷パルメイラ・ド・オエシチに出発直前、敬愛する先輩に熱い檄を飛ばした。 「シュンさんはもうひと頑張りすればいい。オレはあの人が日本で一番だと思っているから。もうひと踏ん張りできると思う。あの人が引っ張っていかないと。世界を知っている人だから」 地元民やオーストラリア人に記念撮影をせがまれるなど、DFとしては今大会随一の活躍を見せた闘莉王は、代表引退を表明した俊輔に“引退撤回”を強く求めた。欧州で7年半活躍したファンタジスタの実力を高く評価しており、今大会中、出場機会を失いながらも傷心を隠