磐田の監督に決定した関塚隆氏(52)が20日、磐田市内のホテルで就任会見を行った。この日、クラブと正式契約を交わした。契約期間は来年1月31日までの8カ月。あえて退路を断ち、今季巻き返しに挑む関塚氏の強い気持ちから、短期の契約となった。25日の第13節大分戦後から指揮を執る。 昨年のロンドン五輪で、五輪代表をベスト4に導いた同氏にとり、J2降格危機の指揮を執ることは、火中の栗を拾う冒険にも見える。しかし、関塚氏は「今の状況の中で、非常にやりがいを感じた。可能性を十分に感じている。素晴らしい時間帯もありますし、いくつか見た中で自分のイメージも浮かんだ」と手応えを口にした。現在、暫定で指揮を執る長沢徹監督(44)はヘッドコーチに戻り、他のコーチ陣も残留する。 関塚氏は「とにかく今の順位を早く打開することが第一」と目標を掲げ「僕は現実主義なので、結果を求めながら個人が成長し、チームが成長すること