「仙台を本の都に」フリーペーパー創刊…読書好きが団結 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）本との出合いの素晴らしさを伝える活動を展開している「杜の都を本の都にする会」（仙台市）は、日頃の活動などを紹介するフリーペーパーを創刊した。 折りたたむとブックカバーにもなる優れもの。主催イベントなどで配布している。 同会は昨年６月、市内のブックカフェ経営者や編集者など約１０人が設立。活字離れや出版不況が叫ばれる中、街中で本と触れあう機会を増やそうと、古本市や朗読会を企画してきた。本を愛する団体として、印刷物で自分たちの活動と本の魅力をＰＲしたいと、フリーペーパーを作成した。 創刊号では「本の都」をテーマに、会員たちが連想する場所や思い出の風景を、写真とコメントで紹介。県出身の詩人・菅原克己がよんだ「ブラザー軒」、病弱な詩人が文芸誌の連絡先にしていた病院のほか、会員の一人が「本」と出合った友人の部屋など、個人的な思い入れの強い場所を取り上げている。 「当面はこの形式で、今後は読者からも風景
