日本サッカー協会の犬飼基昭会長は16日、再検討しているJリーグの秋春シーズン制導入に関し、日程について2〜3のパターンを検討しているとした上で、「(寒冷地での冬場の試合開催が)そんなに大変なら、2月はウインターブレーク(冬休み)にすればいい」と話した。同会長はこの私案について、すでに検討作業チームには伝えている。 また、犬飼会長は、秋春制導入へ向けた日程や寒冷地のスタジアムにおける暖房対策などの案を、今年中にまとめるとの見通しを語った。 Jリーグは今夏、「夏休みはJリーグへ行こう」と題した集客キャンペーンを展開するが、犬飼会長は「そう言っても来ないと思う」と効果に否定的な見方を示した。 Jリーグの秋春制導入については、Jリーグ将来構想委員会が3月に「移行せず」との結論を出したが、犬飼会長が再検討の必要性を示し、日本協会とJリーグ合同で新たな作業チームを発足させた。 【関連ニュース