面と向き合うことが難しいが、確かに存在を感じている。活字などを通して、確かな息遣いも感じている。ただ、対象となる「相手」はスクリーンにはいるが、目の前にはいない。 時折、強いリアクションがあるケースがある。きっと向き合ったことがない方々ばかりである。 広報として思い悩み、明確な答えを出すことができずにいる1つの事案がある。インターネットの普及・浸透による、一部のさまざまな人たちとの関係性についてである。 2019年3月11日。また、考えさせられる出来事があった。 その日は、広島東洋カープの本拠地「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」での練習日だった。'11年の同日に東日本大震災で被災した方々へ対し、チーム全員で黙祷を捧げた。そのシーンを、携帯電話で撮影して弊社のSNS担当者へ画像を渡した。 削除した1枚の写真。 その写真は球団公式SNSにアップして1時間も経たないうちに、削除す
![顔が見えないSNSとの向き合い方。日本ハム・広報が抱える葛藤。(高山通史)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c436233b27c71d761a6433ab1009afd543e458be/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2Fc%2F-%2Fimg_7c91e0d3fc423f15c0f3375655e8c911201351.jpg)