平岡宏章監督体制での初陣となった3日の明治安田生命J1リーグ第26節、清水エスパルスはヴィッセル神戸を3-1で下し、8試合ぶりの白星を手にした。 ピーター・クラモフスキー前監督との契約解除が発表されたのは前節・柏レイソル戦の翌日である今月1日。2日間の中日ではリカバリーメニューが中心で、「30分しか練習をしていない」(平岡監督)とほぼぶっつけ本番に近い状態だった。しかし、今節においては準備期間が短かったことが奏功した。平岡監督自身も「寝耳に水だった」という監督交代は、チーム内に動揺が広がる間もなく、ただ時間の限り次節に向けた準備をする他なかった。 平岡監督は「ゴール前で落ち着いてプレーできるように、守備と攻撃のところをそれぞれ少し整理する」として、今シーズン主に採用されていた「4-3-3」や「3-5-2」ではなく、オーソドックスな「4-4-2」のシステムを採用。これにより各々の役割分担がよ