6月2日、流通経済大MF齊藤聖七の2023年シーズンからの清水エスパルス加入内定が発表された。 神奈川県出身の齊藤は、地元のFCパルピターレジュニアユースから清水ユースに進み、トップ昇格を果たせずに流通経済大に進んだ。今回の内定は古巣復帰であった。 「たった3年しか住んでいないのに、なぜか一番愛着がある街なんです。不思議ですよね」 齊藤は清水への思いを熱く語ってくれた。筆者は4年前、彼がトップ昇格できるか、できないかの瀬戸際にいる姿を目の当たりにしていた。 「多分厳しいと感じているのですが、やっぱり僕はトップ昇格が夢なんです。なので、どこかで諦めきれない自分がいるんです」 希望と現実の間で揺れ動く清水ユースのナンバー10。高3の夏にチームはクラブユース選手権で破竹の快進撃を遂げ、大宮アルディージャユースとの決勝で齊藤は前半アディショナルタイムに貴重な追加点を叩き込み、16年ぶり2度目の優勝