北海道函館市は、市内の公立小学校のプールの授業について、プールのある学校に児童が移動するためのバスのドライバーが確保できないなどとして、今年度のすべての学校で授業を中止することを決めました。 函館市教育委員会によりますと、市内の公立小学校のうち、プールが設置されているのは半数ほどで、プールのない小学校の児童はバスでプールのある学校などに移動して授業を受けてきました。 市内の小学校では、新型コロナの影響で3年間プールの授業を中止していて、今年度は再開できないか検討を進めてきました。 ところが ▽コロナ禍でバスの需要が低下し、ドライバーが不足していることや ▽観光需要が回復したことで観光業にドライバーが集まっていることなどから、 バスのドライバーが確保できなかったということです。 さらに、プールがある学校だけで授業を実施した場合、教育格差が生まれることから市内のすべての小学校で中止を決めました