コロナ禍で多くの飲食店が時短営業などを強いられるなかで、まるで「外食=悪」のように捉えられる風潮も出てきてしまった。だが、問題なのは飲食中の会話による飛沫感染であり、外食自体ではない。漫画「孤独のグルメ」原作者の久住昌之氏も「政府の対応はあまりに雑」と話し、一人メシの実践を続けている。同作の主人公・井之頭五郎がふらっと立ち寄った店で一人飯を堪能するスタイルは、飛沫拡散防止という点でも理想的だ。久住氏に、コロナ時代だからこそできる「一人メシ」の楽しみ方を聞いた。 【孤独のグルメ】東大の学食で臆せず「一人飯」を実践する五郎 * * * ――コロナ禍になってから、外食の頻度は変わりましたか。 外食は少なくなりました。休業や時短のお店は多いですし、仕事帰りに一杯飲んでひと息つこうとしても、店が全然開いていないですから。この状況がダラダラ続いて、お店は、今後どうなってしまうのか心配です。昔から行