【ネタバレあり】新海誠監督『天気の子』考察と感想 / 狂った世界でも「大丈夫」—生きる強さを謳(うた)う物語 森本マリ 2019年7月25日 1 新海誠監督の最新作『天気の子』が2019年7月19日、全国で一斉公開されました! 前作『君の名は。』から3年。新海監督ファン歴17年の私は、待ちに待った今作を公開当日に鑑賞したのですが、最高すぎてすぐに2回めを観に行きました。 もう、一刻も早く観た人と語り合いたい〜! というわけで、映画の考察ポイント4つと感想を、がっつりネタバレありでお届けしちゃいますっ。 【考察1. 陽菜の力と天気の関係】 ヒロイン・陽菜は「願うだけで天気を晴れにする」という不思議な力を持っています。晴れにできるのは狭い範囲の空だけですが、雨続きの東京で、陽菜はその力を人々の願いに応えて使うようになります。 最初、なぜ作中の東京ではずっと雨が降り続いているのかが気になりました