水曜日の晩、ある部屋に数人が集まって植物の話に興じた。自分が育てている植物、育てたい植物、あるいは枯らしてしまった植物、そんな話だ。 「2週間前にアロエをもらったんだけど、もう枯れそう」と誰かが言った。 「枯れようがない植物も枯らしてしまう世界へようこそ」。別の人がそう応じる。 部屋に集まるといっても、コロナ禍での外出自粛を破っているわけではない。なにしろ植物を愛するような人たちだ。反抗的なタイプではない。これは、2020年春にローンチされ、最近話題になっている新しいアプリ、「Clubhouse」の中での出来事だ。 Clubhouseは、Paul Davison氏とRohan Seth氏が立ち上げた音声ベースのソーシャルプラットフォームだ。まだベータ版の段階で、限定的に公開されている。「room(ルーム)」に入って(あるいは、roomを作成して)、あるトピックの話を聞いたり、それに参加した
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