此の度、私の二男「翔」がイタリアより帰国し、私の下で一緒に仕事を始めることに成りました。 2007年に慶應義塾大学を卒業し、2年間弊社のアトリエで裁縫の基礎を習得させたのち、ローマのルイージ・ガッロ氏の下でまる3年間修業をさせておりました。ルイージ・ガッロ氏は長年“ヨーロッパ オートクチュール会議所 (CAMERA EUROPEA DELL’ALTA SARTOLIA)”の会長を務めるイタリア注文服業界の重鎮であり、かつては国立仕立服学会(アッカデミア・サルトーリ)が主催する「金の鋏賞」(FORBICI D’ORO=フォルビチ・ドーロ賞)の審査委員長も務めていたマエストロです。現在、駐イタリア日本大使館にほど近い、ローマでも有数の官庁街の一角で、自らの注文紳士服店を経営する傍ら、若手縫製技術者育成のためのクチュール専門学校を主宰しています。 翔は、授業がある午前中は、(正確には9:30~1
follow us Facebook / Twitter 髙橋洋服店は、銀座で一番長い歴史のある注文洋服店だ。 大半の日本人がまだ和装だった明治20年代の初め、初代店主は、横浜の外国人から直々スーツの縫製技術を習い、その後に銀座に店をかまえたという。二代目の店主がその身代を継いだのが明治36年。その年をもって創業年としている。明治の日本のスーツの原型を追いかけた黎明期を経て、大正、昭和と2つの時代を越えた今、伝統のバトンを握るのは4代目店主・高橋純さんと、その息子・高橋翔さんである。 純さんはイギリス、翔さんはイタリア。それぞれオーダースーツの本場で修行し、その経験、そのエッセンスを日本に持ち帰った。服地を選ぶことから、採寸~仮縫い~補正~縫製~検品まで、顧客の要望すべてを技術者自身が承るスタイルを貫いている。 1世紀以上もの間、本物の洋服づくりに徹しながら、銀座のど真ん中で、東京の移り変
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く