スーツを語るうえで、英国とイタリアのスーツ事情を知ることは重要だ。伝統を重んじる英国、サヴィル・ロウのいまをジャーナリストの長谷川喜美が、進化を続けるイタリアの仕立て服店についてファッションエディターの矢部克巳が考察する。
さて、イタリアに戻ろう。 Anna Matuozzoによるセミハンドライン。 シャルベはフランス最高峰のシャツ屋だが、ナポリのシャツの最高峰の一つと言えば、恐らくここ。 アンナマトッツォである。 マニカミーチャや、袖のギャザーなど、丁寧な手仕事が艶を生む。 これがイタリアのシャツの色気っていう奴か、と思うくらい、 生地・シルエットなど、見事なまでに艶めかしい。 カルゼだと余計エロい気がするのは私だけだろうか。 最近ではもうあまり着ていない。 というのも、着るのには早いのだ。 40代くらいで渋い色気が無いと着られない。 ヨウジヤマモトがまだ着られないのと同じで、精神的に着るキャリアがない。 これをして服に着られるというのだ、と思う。 カフは立体的な仕上がり。 丁寧にギャザーが細かく入っている。 すぼまっているのでしっかり袖で留まる。 釦は厚いしデカい。ボタンホールはミシンみたいだが。 目立つ
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