資源に乏しい日本は、古くから繊細な感性と卓越した技術で世界と渡り合ってきた。靴もしかり。わざわざ海を渡ってビスポークの旅をしなくとも、日本には優秀な靴職人が存在する。今最も注目されている、「マーキス」と「スピーゴラ」のグラマラスなビスポークシューズをご覧あれ! スーツスタイルの完成に足元がいかに重要であるかは、改めて言うまでもないだろう。注目すべきは卓越した技量で世界を相手にする、日本のビスポークシューズ。本家のイギリスやイタリアを押しのけて、別格のオーラを発する。それがスーツを、一分のスキ無く磨き上げるのだ。 優美なブローギングが男の洒落心に火をつける、「マーキス」のスリップオン マーキスの川口昭司氏は2002年に渡英し、靴職業訓練学校で靴づくりを学び、その後ジョージ クレバリーやジョン ロブ パリなどのビスポーク靴職人に弟子入り。2008年に帰国し、自身のブランドをスタートするまで、英