スーパーコンピューター「富岳」による飛沫拡散のシミュレーションが公表され、飲食店での座る位置など注意点が明らかになった。 理化学研究所と神戸大学などが、スーパーコンピューター「富岳」を使った飛沫の拡散に関する新たなシミュレーション結果を公表した。 理化学研究所チームリーダー 神戸大学教授・坪倉誠さん「これから秋冬にかけて湿度がどんどん下がっていく。そういったときに飛沫やエアロゾルの飛び方がどう変わるのか」 湿度が90%の室内でせきをした場合、青色の小さな飛沫は前方に飛び、赤色や黄色などの大きな飛沫はその多くが机に落ちて残っている。 一方、湿度が30%の場合、青色の小さな飛沫が先ほどよりも多く前方に飛び、机に落ちた大きな飛沫もどんどん小さな飛沫に変わって空気中に舞っていく。 湿度が低く空気が乾燥することにより、飛沫が急速に蒸発し、エアロゾルと呼ばれる微粒子となり周囲に拡散。 空気が乾燥しやす