2022年11月11日に公開された、新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」 今作には、日本神話や神道、民俗学から発想を得た設定が沢山登場します。 特に今作は戸締まりの際に草太が唱える呪文のような「かけまくもかしこき日不見の神よー」が印象的ですよね。 以下が、戸締まりをする際の草太のセリフです。 かけまくもかしこき日不見(ひみず)の神よ。 遠つ御祖の産土よ。 久しく拝領つかまつったこの山河、 かしこみかしこみ、謹んでお返し申す。 かけまくもかしこきひみずのかみよ。 とおつみおやのうぶすなよ。 ひさしくはいりょうつかまつったこのやまかわ、 かしこみかしこみ、つつしんでおかえしもうす。 この祝詞の中の「日不見の神」について、筆者が調べた限りでは日本神話や神道に「日不見の神」が出てくるものはありませんでした。 「日不見の神」が何を示すのか、考察していきたいと思います。 この記事は、小説版と劇場版の