新しい「夢の時計」の作り方──ウォッチコンセプター飛田直哉の挑戦｜LEXUS ‐ LEXUS NEWS（ビジョナリー）今という時代を「コンセプターの時代だ」という人がいる。コンセプターとは、その世界を熟知した上で、これまでにない革新的な概念の製品やサービスを構想し、実現させるパワーとネットワークを持つ人のことだ。 仕事に関わるすべてのクリエイターたちに、自身の考えた新しい概念、さらに具体的な商品のイメージを明確に伝える。そして開発に関わる人たちの意欲を引き出す。必要なら、現場に立って共に悩み考える。そうでなければ、その人はコンセプターではない。知識や経験に加えて、人を動かす、人をまとめる力が必要だ。 時計づくりの世界でもそんなコンセプターが出現し、大活躍している。その草分けであり最大の成功者が、スイスの高級時計ブランド「リシャール・ミル」の創業者リシャール・ミル氏。 かつて、フランスの時計宝飾ブランドのトップを務めるなど、時計ビジネスの第一線で活躍してきた氏は、デザイナーでも時計職人でもない。入手も加工も
