味噌汁やスープに入れるほうれん草は、下茹でしてから使わないとダメです。なぜなら、そのまま煮るとほうれん草に含まれる「シュウ酸」が味噌汁やスープに溶け出すからです。 シュウ酸って何?緑色の茹で汁の正体 シュウ酸とは、大量に摂取するとカルシウムの吸収を邪魔したり、体内で血中カルシウムと結合して、腎臓や尿路に結石を引き起こす成分です。 シュウ酸は水溶性のため、ほうれん草を茹でると茹で汁の中に溶け出します。ほうれん草を茹でると、茹で汁が緑色になりますよね。 あの緑色の汁がほうれん草の「アク」と表現されるシュウ酸が可視化されたものなんです。 ほうれん草は下茹でして最後に投入すべき理由 生の状態からほうれん草を茹でた汁に、そのまま味噌やスープの素を入れるやり方だと、溶け出したシュウ酸を全部摂取してしまうことになります。 そのまま煮たほうが手間のかからない作り方で楽ですが、アクのエグみは残りますし、シュ