私が靴を企画することにおいて、最も影響を受けた人物の一人、そして友人の一人であったRiccardo Bestetti(リカルド・ベステッティ)氏が昨日お亡くなりになりました。哀悼の意を表すると共に、心よりお悔やみ申し上げます。 氏の靴は細部まで細かい作りであったかと言えば答えはノーです。しかし抜群の履き心地と、その独創性、雰囲気において他を圧倒する存在感があったのは紛れもない事実です。多くの靴職人を見てきましたが、彼ほど一目で誰の靴か分かる靴職人を見たことがありません。履く人が靴の個性に負けてしまいかねないほど、彼の靴は彼の世界観が色濃く出たものでした。まさに鬼才と言う名が相応しい名職人でした。 今回は書き溜めておいた連作『私と世界の靴』のリカルド編をお送りいたします。 明るく愛嬌満点だった氏の為に、敢えて文章等は最初に書いたまま掲載させていただきます。 それではご覧ください。
![コラム『私と世界の靴vol.○~リカルド・ベステッティ(伊)』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/587452b6f290c042e38fdf4f9d601be3d9ccdeeb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.jimcdn.com%2Fapp%2Fcms%2Fimage%2Ftransf%2Fnone%2Fpath%2Fs02f36acb0c0e43e5%2Fimage%2Fi8c493d128c8de7c6%2Fversion%2F1476932881%2Fimage.jpg)