西暦2038年1月19日3時14分7秒を過ぎたら、Docker環境では何が起こるのか? 前回に挙げた5つの疑問のうち、最後の疑問5はDockerの2038年問題です。実際に、2038年1月19日3時14分7秒を過ぎたらDockerコンテナがどうなるのかを見てみましょう。 Dockerエンジンが稼働するホストOSを2038年にセットする前に、まずは準備として、必要なDockerイメージを2つ入手しておきます。時刻を2038年にセットした後では、Dockerイメージの入手に失敗する可能性がありますので、この時点で入手しておきます。32ビット版のDockerイメージ「tenforward/centos-i386」と比較のための64ビット版CentOS 6.8のDockerイメージ「centos:centos6.8」を入手し、ホストOS上に保存しておきます。