2年ぶりの更新になります。ご心配や応援の温かいメッセージを沢山頂きありがとうございました。Baker社ロシアンカーフの靴ではトゥキャップに割れが発生する事象、メダリオンが裂けて作り直しになる事象が重なり何度も作り直しをすることになりました。 また、この革は大変高価にもかかわらず使用できる箇所が限られていました。約45万円分購入して使い、引き渡せた靴は8足のみ。ホーウィン社のシェルコードバンより原価が高くつき、オーダー時のオプション価格2万円は正直やってしまった感が。損失分で1足ビスポークできそうなぐらい‥と、愚痴を言うのはそのへんにしておきます。 それはそれとして割り切り、この革に向き合った折角の機会でもありましたので、靴を履く人・革小物や鞄を使う人・作る人・売る人そしてJ&FJ Baker社のためにも同社のロシアンカーフについて、まとめておきたいと思います。 1.ロシアンカーフとは178