4月にMySQL 8.0のUnicodeと日本語対応についてManyi Luさんとディスカッションする会があって、かなりいろいろ話してとてもよい会だった。その後いろいろ考えて感じてる懸念を端的に書き記しておく。 デフォルトのcollationがutf8mb4_0900_ai_ciになった これに関して僕は強い懸念を持っている。MySQL 8.0以前において、ふつうのWebアプリケーションなどで日本語を扱う場合、実用上デフォルトのutf8mb4_general_ciかutf8mb4_binの2択であったと思う。デフォルトがutf8mb4_general_ciなので新しく作られるアプリケーションは通常は濁点半濁点が区別される状態で世に出てくることになる。けどMySQL 8.0.1のデフォルトのutf8mb4_0900_ai_ciは濁点半濁点を区別しないので、将来ユーザー名を登録するところでバイ
こんにちは、hachi8833です。 少し前に、babaさんから「Rubyの内部文字コードはUTF-8じゃないよ」とツッコミがありました。 (追記: 上は会話の途中から切り取りましたのでご了承ください) いきなりの展開にくらくらきましたが、babaさんはさらにたたみかけます。 こうしたことはとっくにご存じの方も多いと思いますが、「Rubyといえば2.0以来UTF-8完全対応なんじゃないの」と勝手に思い込んでた私は脳に掌底を食らったような思いです。ああ、でもこういうことがあるから面白い。 ⚓ プログラミング言語と内部文字コードの関係 まず最初に押さえておきたい点です。プログラミング言語で文字コードに関連する部分は、「文字列」「正規表現」「入出力」「コード中の文字リテラル(""の中など)」「コード中の文字リテラル以外の要素(変数名など)」「ファイル名」などが中心になります。そして文字列に関連し
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