経済同友会の長谷川代表幹事は、訪問先の中国で記者団に対し、外国為替市場で円相場が1ドル=106円台の円安ドル高水準になったことについて、「さらに円安が進むことは多くの人が歓迎しない」と述べました。 経済同友会は、中国の企業経営者との意見交換などを行うため、8日から企業経営者らおよそ20人の訪問団を中国に派遣していて、長谷川代表幹事は、9日夜、訪問先の北京で記者団の取材に応じました。 この中で、長谷川代表幹事は「為替が短期間で大きく振れるのは好ましくない。日本は化石燃料の輸入量が増えていて、円安は必ずしも全面的にプラスにならない。さらに円安が進むことは多くの人が歓迎しない」と述べました。 これは、9日、東京外国為替市場で1円以上円安が進み1ドル=106円台と、5年11か月ぶりの円安ドル高水準となったことを踏まえて、長谷川代表幹事が行き過ぎる円安はエネルギーや原材料価格の上昇につながり日本経済