2008年11月04日 命の授業 ブタを飼って食べる!? 標題で、何をとり上げようとしているか、すでにお分かりの方も大勢いらっしゃると思う。 これは、90年代のはじめ、大阪府の、ある小学校で実践された授業だ。 小学校の、ある4年生のクラスで、食用にする目的で、ブタを飼って育てる話である。ところが、育てているうちに、子どもたちはブタに情が移り、いざ食用にしようとすると、反対する者が続出。涙、涙で、収拾がつかなくなる。 数年前、テレビを見て、とにかく感動した。子どもたちの姿に、涙を禁じえなかった。その真摯な話し合いには、素直に心打たれるものがあった。 しかし、待てよ。 何かが変だ。感動で涙した後のとまどい。 それが何なのか。テレビを見た瞬間は分からなかった。しかし、間をおくと、曇り空に晴れ間がのぞくように、徐々に見えてくるものがあった。 ところで、 近くこれが映画となり、上映されるという。映画