【シンガポール=岡崎哲】シー・シェパードのポール・ワトソン代表は18日、読売新聞の電話取材に対し、今季の調査捕鯨が中止となったことについて、「我々の活動の成功を意味する大変うれしい知らせだ」と述べた。 ワトソン代表は、ニュージーランド南方沖の南極海でスティーブ・アーウィン号に乗って日本の調査捕鯨船団を追跡中だといい、「装備拡充により、今季はこれまでで最も効率的にクジラの捕獲を防ぐことができた」と早口でまくし立てた。 さらに、「来シーズンも日本側は南極海に戻って来るだろう。我々はやめないし、今後も妥協しない」と活動を継続する考えを示した。