台湾の小学校に30年以上寄付続けた日本人女性、水谷雪さん94歳で死去・・・現地で改めて感謝の動き、「貫いた愛」への感動も 台湾南部、屏東県竹田郷竹田村の竹田国民小学校で24日、日本人女性、水谷雪さんの追悼式が行われた。水谷さんの夫は戦争中に台湾に渡り消息が不明になった。水谷さんは後に、夫は現在の竹田国民小学校の場所にあった竹田野戦病院で亡くなったと知った。その後、水谷さんは33年間にわたり同小学校に図書や奨学金を寄付しつづけた。水谷さんは現地で「Yuki Obajan」(解説参照)などと呼ばれ、慕われていた。日本で22日に死去した。94歳だった。 水谷雪さんの夫は第二次世界大戦中台湾に渡り、竹田野戦病院で勤務していたが、消息が分からなくなった。後になり、同病院で死亡していたと判明した。竹田野戦病院は戦後、竹田国民小学校になった。 水谷雪さんが竹田国民小学校に初めて足を運んだのは、1981年