今回は、前回紹介した「内観」について、インタビュー形式でさらに深く見ていくことにする。取材したのは、白金台内観研修所の本山陽一所長だ。 ――内観法と内観療法はどう違うのですか? 本山 内観法は、吉本伊信先生が開発された、自らを客観的に見る技法で、元々、企業研修や教育関係や精神修養的な目的でも使われていました。応用範囲が非常に広いです。それが、精神的な病の治療にも応用できるということで、用いられるようになったのが内観療法です。 やること自体は同じなのですが、内観療法の場合は、心療内科や精神科の治療など、ほかの治療法を一緒に組み合わせて行うケースが多いです。 客観的にものを見る練習 本山 陽一氏 白金台内観研修所所長。1951年、高知県生まれ。吉本伊信氏に師事し、84年埼玉県名栗村に「名栗の里内観研修所」を開設。99年現在の白金台内観研修所に移転。これまで5000人を超える内観面接を行う。現在
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