コインチェックは1月26日、同社の仮想通貨取引サービス「コインチェック」において、仮想通貨が不正流出する事象が発生し、すべての仮想通貨の売買を停止したと発表した。 東京証券取引所で会見を開いた同社代表取締役社長の和田晃一良氏は、冒頭「本件に関しまして皆様をお騒がせしていることを深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪。同日23時30分に開始し、27日1時まで続く異例の会見となった。 この問題は、同社が取り扱うアルトコインの一種であるネム(単位はXEM)について、不正に外部に送金されたのが発端となっており、事象発生時点の価格で580億円分の5億2300万XEMが外部に流出した。影響を与えるユーザー数については確認中としながらも、同社が保有するネムのほぼすべてが消失したという。同社では、顧客保護を最優先に、消失したネムの補償も含めて今後の対応を検討するという。 時系列として