【特別版】高田純次はなぜ電子書籍の世界で君臨しえたのか? あまり語られないが極めて重要な、「コンテンツ」のありかた 連日のように何かしらのニュースが飛び交う「電子書籍」。その中で最も注目され、販売面でもリードしているのがアップル社のiPhone、iPad用アプリを販売するApp Storeである。このApp Storeのブックカテゴリにおいて、今年最大のヒットと目されるのが高田純次著『適当日記』(ダイヤモンド社刊、350円)である。その部数、実に約11万部(2010年10月20日現在)。 なぜ『適当日記』はこれだけの大ヒットとなったのか? 関係者へのインタビューからヒットの要因を探ることで、今後の電子書籍を考える上で重要なコンテンツのヒントを探ってみた。 人気ゲームも押しのけ全アプリでトップに 2010年5月28日。折しもアップルの画期的なデバイス「iPad」の発売に世間が湧く中、1冊の電