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ブックマーク / www.ayur-indo.com (1)

  • 9.群盲、象をなでる◆インドのスピリチュアル寓話集

    9―群盲、象をなでる 町に盲学校があった。 あるとき、子供たちを森にピクニックに連れていった。昼ご飯をべて、皆おもいおもいに休んでいると、そこに象と象使いが通りかかった。 先生は子供たちに象という動物を学習させたいと思い、象使いに頼んでみた。 象使いはにこにこしながら言った。 「いいですよ。この象はおとなしいから、さわっても大丈夫です」 先生の指示にしたがって、子供たちは象をとりかこむようにしながら、それぞれ象に触れはじめた。 一人の子供は象の耳にさわった。その大きな耳をやさしくなでながら、彼はこう思った。 「象は大きなうちわのようだ」 別な子供は象の足にふれて、思った。 「象は太い柱のようだ」 また別な子供は象の鼻にふれて、「象は太いこん棒のようだ」と思った。 象の腹にふれた子供は、「象は大きな壷のようだ」と思った。 だれもが象にふれた体験をよろこんでいた。

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