第56回有馬記念(G1)が25日、中山競馬場で行われ、三冠馬オルフェーヴル(牡3)が優勝しました。全着順は以下の通りです。 全レース終了後、ブエナビスタ(牝5)の引退式が行われました。ブエナビスタは、天皇賞(秋)やジャパンカップなどで牡馬をも蹴散らしてきたG1・6勝の名牝です。その引退式の最中、なんとブエナビスタが涙を流していました。 ブエナビスタはレース前にも感慨にふけるかのように立ちつくすシーンが見られました。もしかしたら自分が今日引退することをわかっていたのかもしれません。かつて、シンボリルドルフは天皇賞(秋)でギャロップダイナに敗れた時、ナリタブライアンは天皇賞(秋)で惨敗した時に涙を流したといわれています。 そして、三冠の3歳馬が有馬記念を勝ったのは、シンボリルドルフとナリタブライアンと今回の優勝馬オルフェーヴルの3頭だけというのも、因縁めいたものを感じてしまいます。ブエナビスタ