デフレの何が悪いのか?- デフレが悪い8つの理由 - このブログでは一貫して、今の日本経済の悪化の元凶をデフレとし、その克服を目指すこと(リフレ)が必要であるとの視点で書いてきた。今回は「そもそもデフレの何が悪いのか?」について考えてみたい。 デフレの害 1 企業業績の圧迫 まずデフレとは、物価が持続的に下落していく現象を指し、 それは逆に貨幣価値の上昇を意味する。 GDPデフレーターの推移 上の図はGDPデフレーター(名目GDP/実質GDP)の推移である。推移がプラスならインフレ、マイナスならデフレ傾向にあると見ることができる。これを見ると、日本は97年から一貫してデフレであったことが理解できる。 物価が持続的に下落するということは、つまり、企業がこれまでと同量の商品を製造・販売しても、売上高は下落するということだ。もし、その企業だけが商品価格を下げなければ消費者は他企業の商品を購入する