金融庁は2月15日、企業会計審議会の総会を開催。「財務報告にかかる内部統制の評価および監査の基準ならびに財務報告にかかる内部統制の評価および監査に関する実施基準案の設定について(意見書)」を了承し、山本有二金融担当大臣に提出した。これまで「案」として公表されていたものが、正式文書として公開されることになる(実施基準関連の情報は「内部統制.jp」を参照)。 意見書は、財務報告にかかる内部統制の整備・評価・監査の考え方を示した「基準」と、基準を実務上で実施するための「実施基準」を併せた文書である。内容は、企業会計審議会傘下の内部統制部会で1月31日に了承され、公開されたものと同じだ。 総会では、企業会計審議会委員から「内部統制報告制度に対し、市場では誤解が生じているのではないか」、「もっと詳細な指針があった方が良いのではないか」などの意見が出たものの、意見書は了承された。 総会後の記者会見では