タモリが32年ぶりにテレビ朝日系「題名のない音楽会」(日曜午前9時)に出演する。ジャズピアニストの山下洋輔の出演に合わせて、縁の深いタモリがスペシャルゲストとして呼ばれたのだ。公開収録では、2人の出会いからのエピソードが、爆笑の連続で紹介された。 タモリが前回、この番組に出演したのは、昭和52年8月。「必見!タモリの音楽教室」と題して、カラヤンならぬヘルベルト・フォン・タマヤンにふんしたタモリがめちゃくちゃなドイツ語でオーケストラを指揮するなどした。 「実はタモリは半分、ジャズマンなんです。ネコのかつお節みたいなもので、ジャズを奏でるとウーッと近づいてくる」と山下。 35年以上も前にタモリの郷里の福岡で偶然出会い、そのおもしろさを東京で吹聴して回ったのが山下だった。昭和50年にタモリが芸能界でデビューして以降も付き合いは変わらない。 「今でも話していて違和感はない。年月の流れを感じませんね