失意のカタールを後にした遠藤航(31歳)は、すぐに熾烈な競争が待つ“日常”に戻った。直後のリーグ戦では3試合連続でスタメン出場を果たして勝利に貢献。英メディアから「中盤の要」と評されるほど安定感をもたらしている。 遠藤がレギュラー奪取に奮闘していた昨冬、旧知のテレビディレクターが偶然リバプールを訪ねていた。観戦のつもりが、予期せぬ密着取材が始まって――移籍後の初タイトルがかかるカラバオカップ決勝(日本時間2月25日24時)を前に、日本代表キャプテンがこぼした本音と素顔を、全3回にわたってお届けする。