昆布でできた“切符”を手に敦賀に来て―。3月の北陸新幹線敦賀開業が迫る中、福井県敦賀市は新幹線乗車券とほぼ同じサイズの記念グッズ「昆布切符」を制作した。食用素材で印字し、だしをとるのも可能。沿線都市で配布する。持参すると市内施設で特典がもらえるとあって、受け取った人を敦賀の旅へといざなう。 敦賀は江戸、明治時代に北前船で北海道から昆布が運ばれ、昆布の加工技術が発達。特産「手すきおぼろ昆布」の全国シェアは80%を超える。首都圏や北陸新幹線沿線自治体でのプロモーション事業に活用しようと、伝統の昆布に着目した“史上初”のグッズとして制作した。 縦5・7センチ、幅8・5センチと新幹線乗車券とほぼ同じ大きさ。大きな「敦賀」の文字や、北陸新幹線敦賀―東京間の距離にちなんだ「580km区間」が白く印字されている。今月9、10日は長野市の「長野灯明まつり」、12日はさいたま市の「さいたまマラソン」会場に設