訪英に合わせて批判したのは1紙だけ[ロンドン発]オランダと英国を訪問した安倍晋三首相は10日、英首相官邸でテリーザ・メイ首相と会談。欧州連合(EU)離脱を巡るメイ首相の対応を支持する一方で「最終的な判断は英国民に委ねられるが、合意なき離脱は是非、回避してほしい。世界もそれを強く期待している」と述べました。 英国のEU離脱もいよいよクライマックスを迎えますが、英国と言えば動物愛護運動が盛んなことで知られます。日本政府が国際捕鯨委員会(IWC)から脱退し、7月以降、31年ぶりに商業捕鯨を再開することについて、英政府や英メディアがどんな反応を安倍首相に示すのか気になるところです。 昨年12月26日の発表直後は英各紙とも社説で日本政府の決定を厳しく批判したものの、今回の訪英に合わせた批判は、影響力がほとんどない英紙インディペンデント(電子版のみ)が「貿易関係の強化が主要議題かもしれないが、メイ首相