以下ネタバレ含みますのでご了承ください。 本の紹介 その本は【手紙】です。 東野圭吾氏の小説です。 兄と弟の二人しかいない家族の兄が、生活費と弟の進学費用欲しさに強盗に入りそこで殺人までしてしまい、服役中に弟に手紙を送ってくるんですけど、弟は『殺人事件を起こした兄を持つ』というレッテルを貼られ生きていくという話です。兄が犯罪を犯す時、弟は高校生です。 この本は、加害者家族の視点で書かれた本であるし、加害者が犯罪に至る経緯がとても悲しいもので、読んでいると加害者家族に肩入れしたくなる話です。 誰も頼る人のいない弟なのにレッテルまで貼られているので何をしても上手くいかない……世の中ってそんなものなのかと思ってしまいました。若い弟が背負うには重い現実だと思いました。 この本を読んだ後に知人にこの本の話をしたら、『普通は、人を殺そうと思わない。』とバッサリと言われてしまいました。 確かにそうなんで
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