私が日本の女性についていつも不思議に感じていることの1つに、年齢を重ねることへの極端な恐怖あるいは嫌悪がある。 これは、外国との比較において初めてわかることではない。一方において、年齢を重ねた女性のアンチエイジングへの執着、他方において、自分よりも少しでも年齢が上の同性を「ばばあ」(または「おばさん」)と呼んで見下す傾向、年齢を重ねることへの怖れは、この二つによって容易に確認することができる。 以前、私は、アンチエイジングに関し、次のような記事を投稿した。 年齢を重ねてよかったと思えること 〈体験的雑談〉 : AD HOC MORALIST単なる「老い」から区別された年齢を重ねることの意義を哲学的に考える。 年齢を重ねることは、単なる老化ではない。単なる老化以上の意味を年齢に見出さない者は、みずからの内面が空虚であることを告白していることになる。上の記事では、このようなことを書いた。 同じ