「あたしのオカマは病気です!!同じ悩みの人は病気とか言われて嫌な気分にしてしまったらごめんなさい。けど今のあたしは病気って言われた方が気持ちが楽なのね」――。 1月24日に、タレントのGENKINGがSNS上で性同一性障害を公表し、診断書の画像を公開した。GENKINGは同投稿で、子ども時代からのいじめや、自分は女の子に生まれてくるべきだった、などとも綴っている。 この投稿をめぐる世間のリアクションはおおむね好意的だった。告白をめぐっての勇気を評価したり、性同一性障害というビョーキの大変さについて改めてビョーキじゃない人たちが深刻に捉えるといったニュアンスのコメントが多い。 性同一性障害の診断を持っている私は、GENKINGの投稿とそのコメントに対してとても複雑な心境だった。「人にこんなこと言わせる社会って、いったい何なんだろう」と思って悲しくもなった。診断書まで公開して、GENKINGが