mint.comがいい例だ。たくさんのインフォグラフィックを掲載しているが、何も楽しみのためだけにやっているわけじゃない。 mint.comのリンクベイト用インフォグラフィックを僕が不快に感じないのは、君のインフォグラフィックを不快に感じないのと同じ理由からだ。何かがあるんだよ。mint.comは僕に製品(ソフトウェア)を売り込もうとしているし、君も製品(ぱっと見にはユーモリストとしてのブランド[みたいなもの]だし、具体的にはポスターとかTシャツといったくだらないもの)を売り込もうとしている。 君の友人が作ったインフォグラフィックがつまらないのは、裏付けとなるものがないからだ。どこかの誰かが紹介料を手に入れようとしているのか、あるいは、自分のドメイン名にリンクジュースを溜め込んで売り飛ばそうとしているのか、それとも、まだほかにあるのか……。そいつがどうやってお金を稼ごうとしているのかについ
先日、ある会社の社長がやってきてホームページのリニューアルを依頼してきた。社長は、それまで営業の対面販売を中心にやってきたので、ホームページにお金をかける必要性を感じていなかった。しかし、最近自分の会社のホームページのひどさに愕然としたというのだ。 「検索しても自分の会社のホームページが出てこないんだよね」と話は続き、SEOの話になってくる。 SEOに関する仕事の依頼は、これまではショッピングサイトからが多かった。それがここ2年ぐらいは、金融サービスや中小企業向けのサービスなど、対面営業が中心の企業からの依頼が増えている。インターネットだけで完結しない商売でも、検索エンジンとホームページが顧客の決定プロセスに大きな影響を与えている。そのことが経営者にも認識されてきたようだ。 筆者は2000年頃からSEOに取り組くんできたが、こういった社長の言葉を聞くと、SEOが企業のウェブサイトにとって当
今日は、SEO業界に特有な用語をさらっと解説します。SEO業界以外では使わないものや、ほかで使われているのと意味が違うものなど、知っておかないと、その筋の人と会話しづらくなるものに限定して紹介しましょう。 検索エンジンの仕組み関連オーガニック検索(オーガニックサーチ、自然検索)ユニバーサル検索(ブレンド検索)SERP(サープ)インデックスアルゴリズムQDFリンク関連リンクグラフ被リンク(バックリンク、インリンク、インバウンドリンク)リンクジュースリンクポピュラリティ(リンク人気)アンカーテキスト(リンクテキスト)有料リンクオーガニックリンク(ナチュラルリンク)nofollow(ノーフォロー)リンクビルディング(リンク構築)オーソリティ(オーソリティ性)その他SEO関連ブラックハット、ホワイトハット、グレーハットペイレベルドメイン名ワードサラダリダイレクトウェブマスターツール、サイトエクスプ
9か月前、最初にSEOmozで働き始めたとき、僕はウェブ制作のインターンだった。それ以前の経験といえば、コードを書いたことがあるくらいだった。 SEOmozに参加してから、それこそ何百時間もかけて、いろいろな分野の知識を広げていった。特に、定番のSEO手法と中小企業向けの実務は力を入れて勉強した。この間投稿したSEO初心者のためのチェックリストは、僕が新しく手に入れた知識の結晶なんだ。 原点に立ち帰るために、SEO技術のトラの巻の母体となるべきものを丸1日かけてまとめてみた。このトラの巻は、ブログ記事として読むよりもPDFで印刷して読んだ方がいいよ(ブログ記事は印刷しにくいからね)。 ダウンロードする前に内容を確認できるように、簡単な説明をしておくよ。じゃあね! SEO基本技術のチートシート(トラの巻)――表面
フォロワーからの注目やリンクを集めることを期待して、自分のTwitterアカウントで新しい投稿や製品についてつぶやく人は多い。こういった活動が、インデックス化されるページの増加や迅速なインデックス化にもつながるとしたらどうだろう? jtkaczukが2010年3月に、「Twitterをサイトマップとして利用する」という記事をYOUmozに投稿した。僕はこれを読んでからTwitterのパワーについて考え始め、Twitterをもっと活用することがインデックス化の助けになるんじゃないかと思うようになったんだ。 そこで僕は、ほんの数か月だけささやかな実験を行ったのだが、その結果は驚くべきものだった。 Twitterとインデックスの実験の方法この実験では、次のことをそれぞれ追跡できるようにした。 新製品がサイトに追加されたことそれがツイートされたことGooglebotにクロールされたことグーグルでイ
今日は、SEO関連の話題を。以前から伝えてきた件ですが、ついにグーグルが、検索結果の順位決定の要因として、ページの表示速度を含めたことを公式に発表しました。 グーグルは検索順位の決定に200以上の要因を利用していることが知られていますが、その要因の1つとして、ページの表示速度が正式に順位決定に関係するようになったということです。 → Googleウェブマスター公式ブログの記事(英語) どんな形で速度が順位に影響するのかは、グーグルからは明らかにされていませんが、これまでの情報によると、次のような形になるのではないかとおもわれます。 遅いサイトの順位が下がるのではなく、速いサイトの順位が上がる上位20%が速いとみなされ、現在そのしきい値は約1.4秒HTMLだけでなく画像やCSSを読み込み、JavaScriptの動作が完了するまでの全体の時間が対象 グーグルは以前に、ページ表示の時間が遅くなる
Webサイトの品質維持には、リンク切れや不要なファイルを少なくすることが重要です。今回は、Webサイト品質の問題点発見とその解決へのスピードを格段に上げる自動チェックツールを8つ紹介します。日本アイ・ビー・エムが提供するIBM Rational Policy TesterやW3Cリンクチェッカー、W3Cマークアップ検証サービス、リンク切れカッター、Web Developerなどのフリーツールも紹介 数百ページ~数万ページというWebサイトでは、人的な検査だけですべての問題点をチェックするのは実質的に不可能に近い。また、ページ数が少なくても、チェック漏れがあっては意味がない。 自動チェックツールを利用することで、問題点発見とその解決へのスピードは格段に上がる。現代のWebサイトでは、理想的な品質管理を実現するには、何らかのツールの利用は必須だともいえる。 最も効率良く診断できる専門ツール手前
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップモバイル検索の3分の1は、今いる場所に関連した検索 (Mobile Marketing Watch)米ラスベガスでモバイルマーケティティングとモバイル広告に関するイベントが開催された。そこで講演をしたグーグルのモバイル広告のディレクターによれば、グーグルのモバイル検索の3分の1は検索者の場所に関わりのある検索であるそうだ。この発言を受けて、モバイル広告のマネージャは、グーグルは今後可能な限り検索者の地域に絞った広告を出すように取り組んでいきたいと発言した。 日本でも、同じような現象が起こっていても不思議はない(1/3という数値とは異なるかもしれないが)。モバイルサイトやモバイル広告は「場所・地域」を考慮したほうがよさそうだ。 「見つかりません」ページが多いと検索エンジンの評価が下がるのか? (Google Webmaster Central H
さらに進む企業のモバイル活用2004年に3キャリアでパケット定額制サービスがスタートして以来、モバイルのインターネットユーザーは増加を続け、それとともに大手企業・メーカーのモバイルサイト活用が進みました。現在にいたってはPCのWebサイトとあわせてモバイルサイトを開設する企業は珍しくなく、コンシューマ向けビジネスを行う企業にとっては、モバイルサイトは必須ともいわれています。 2008年のモバイルコンテンツ市場は4,835億円、モバイルコマース市場は8,689億円に達し、合計で前年比17%増の1兆3,524億円と成長しています(平成21年、総務省「モバイルコンテンツの産業構造実態に関する調査結果」より)。このような市場成長の流れを受け、各企業はモバイル活用を本格的に実施・検討を始めている状況だといえるでしょう。近年では、日本コカ・コーラ社や日本マクドナルド社といった企業が、積極的にモバイルを
「ネットマーケティングの主役」というお題でまず出てきたのが「主役はユーザー」という言葉。 米タイム誌が「今年の人物」として「あなた(You)」を選んだのは、2006年のこと。あれから3年、FacebookやTwitterが劇的に普及し、さらにネットの主役=ユーザーはその程度を増していっています。 既存のマスメディア的な、一方的に企業のメッセージを伝える広告が効果を出すシーンがなくなるとは言いません。でも、それだけではネットを使う意義が薄くなってしまいます。 ネット上でのユーザーは、視聴率の構成要素としての無言の受け手ではありません。感情や言葉をもってネット上で行動している、生身の人間なのです。その人たちが何を感じ、何を考えているかを知り、その人たちの言葉に耳を傾け、その人たちの言葉の力を借り、その人たちの情報の流れを借りることで、マス的な広告とはまったく異なる手法で、気持ちや行動の喚起が可
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