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ブックマーク / number.bunshun.jp (5)

  • <イエメン遠征の真実> 一夜かぎりの痛快大逆転劇。~“若すぎる日本代表”が見せた可能性~(1/4) [Sports Graphic Number 746] - サッカー日本代表コラム - Number Web - ナンバー

    主力を休ませるため、正月に招集された若すぎる日本代表。だが急造チームは「久しぶりに、観ていて面白い」試合を見せた。南アへ向かう岡田ジャパンに、彼らを加えても悪くない。 例年、「元日にサッカーができる幸せ」といえば、天皇杯決勝の舞台に立つ選手の専売特許だったが、今年は日本代表の19名もまた、それを享受することになった。 2010年1月1日夕刻、日本代表大阪に集合し、新年最初のトレーニングを行なうと、翌2日にはイエメン・サヌアへと飛び立った。松の内も明けぬ6日、イエメンとのアジアカップ予選を戦うためである。 当初、日サッカー協会はシーズンオフの休養期間を確保するため、この試合の開催先送りを要望していた。ところが、これが認められず、AFCからの通達により6日開催が不可避となると、試合に臨む日本代表は、若手中心で編成されることが決まった。 岡田武史が選んだ遠征メンバーは、異例の平均年齢およそ2

  • 長友佑都が特殊な走法を身に付け、 「戦えるサイドバック」に変身![日本代表、2010年への旅] - サッカー日本代表コラム - Number Web - ナンバー

    二宮寿朗 = 文 text by Toshio Ninomiya photograph by Takuya Sugiyama 当たりにもマケズ、走りにもマケズ――。 先のオランダ遠征において最も評価を上げた選手は誰か、と聞かれれば、迷うことなく左サイドバックの長友佑都を挙げたい。世界と比べると日人プレーヤーが見劣りするフィジカルの部分で、オランダとガーナを相手に彼はよく張り合っていた。フィジカルで渡り合った長友がイエローカードを引き出した。 特筆すべきは、時間をかけずにトップスピードに入り、プレーが出来ていた点。ファンペルシーやロッベン、あるいはガーナのムンタリの仕掛けについていく守備の面で発揮されただけでなく、その能力は攻撃面でも十分に活かされた。 オランダ戦で言えば、前半36分のプレー。長友は味方がカットしたのを確認すると、低い位置からトップスピードで駆け上がって左サイ

  • 久々に現れた守備の逸材、 FC東京の米本拓司。[SCORE CARD] - Jリーグコラム - Number Web - ナンバー

    オシム語録を引用すれば、「水を運ぶ人」ということになるのだろう。最近、特に若い世代を見ていて、守備に才を発揮するボランチの選手が、あまり見られなくなったように思う。かつては、服部年宏、戸田和幸、明神智和、今野泰幸など、その手の選手が比較的コンスタントに登場してきたものだ。 ところが、近ごろでは「自分の仕事はバランスを取ること」などともっともらしい理由をつけ、ただ真ん中に立っているだけの気が利かないボランチが増えた。しかも、それを指導者やマスコミが「バランサー」などと持ち上げてしまうから、なおたちが悪い。確かに、これなら大ケガもしないが、手当もできない。若き守備職人の武器は高速アプローチ。 今年のJ1では開幕当初から、原口元気、山田直輝、大迫勇也ら、10代ルーキーの活躍が目立つ。朗報には違いないが、それが攻撃的なポジションに偏っていることには歪みも感じていた。 このままで大丈夫だろう

  • 大人から紳士へ──。 プロ10年目にして覚醒した石川直宏。[日本代表、2010年への旅] - サッカー日本代表コラム - Number Web - ナンバー

    二宮寿朗 = 文 text by Toshio Ninomiya photograph by Toshiya Kondo 28歳、プロ10年目にしての開花である。 FC東京のサイドアタッカー、石川直宏の活躍が目覚しい。ここ数年外国人選手で独占されてきた得点王争いにい込み、日人選手としては2ケタ得点の今季一番乗りを果たした。公式戦連続ゴールは「6」で止まってしまったとはいえ、その勢いが終息する気配は今のところ感じられない。 ジーコジャパンに選出され、アテネオリンピックに出場するなど“スピードスター”の称号を背に、輝きを放っていた5年前の印象とはガラリと違っている。 かつては、サイドでボールを持てばやみくもに単騎突破だけを狙うタイプであった。連係といってもサイドバックとの関係ぐらいで、視界が広いとは言えず、オフザボールの動きも物足りないという印象が強かった。持っている才能

  • 「支配」か、「コントロール」か。 ~FC東京好調の要因~[Jリーグ観察記] - Jリーグコラム - Number Web - ナンバー

    今Jリーグで最も勢いに乗るチームのひとつ、FC東京の試合を観ていたら、ふと、ポルトガルの名将ジョゼ・モウリーニョの言葉を思い出した。 自伝『ジョゼ・モウリーニョ』(講談社)で、彼はこう綴っている。 「選手に対して、選択肢は2つしかないと話していた。つまり、ゲームを支配するか、コントロールするかのどちらかだ」 ここで『支配』とは、なるべく相手陣内でプレーし、どんどんゴールを狙っていくこと。『コントロール』とは、下がった位置でしっかりとパスを回し、攻撃のチャンスをうかがうことだ。どちらも主導権を握ることには変わりないが、前者の方がはるかにリスクが大きい。「ゲームを支配し、それができない場合はコントロールする」というのがモウリーニョ流だ。 今のFC東京は、この2つの切り替えが抜群にうまい。 ドリブルで切れ込んだ石川直宏のシュートがDFにあたっても、素早くMFの羽生直剛、梶山陽

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