主力を休ませるため、正月に招集された若すぎる日本代表。だが急造チームは「久しぶりに、観ていて面白い」試合を見せた。南アへ向かう岡田ジャパンに、彼らを加えても悪くない。 例年、「元日にサッカーができる幸せ」といえば、天皇杯決勝の舞台に立つ選手の専売特許だったが、今年は日本代表の19名もまた、それを享受することになった。 2010年1月1日夕刻、日本代表は大阪に集合し、新年最初のトレーニングを行なうと、翌2日にはイエメン・サヌアへと飛び立った。松の内も明けぬ6日、イエメンとのアジアカップ予選を戦うためである。 当初、日本サッカー協会はシーズンオフの休養期間を確保するため、この試合の開催先送りを要望していた。ところが、これが認められず、AFCからの通達により6日開催が不可避となると、試合に臨む日本代表は、若手中心で編成されることが決まった。 岡田武史が選んだ遠征メンバーは、異例の平均年齢およそ2