この春行われた大阪府立高校の入学試験で、全体の4割を超える高校で採点などのミスが相次ぎ、大阪府教育委員会は、本来、合格だったにもかかわらず、ミスによって不合格となった8人の当時の受験生に、20万円の慰謝料を含む賠償金を支払う方針を固めました。 この春行われた大阪府立高校の入学試験では、138校のうち、4割を超える56の高校で採点や合格の基準を誤るミスが明らかになりました。 ミスによって、本来、合格だった8人の受験生が不合格となり、このうちの4人は別の私立高校などに進学しています。 大阪府教育委員会は、不合格となった8人への対応を検討してきましたが、23日までに、賠償金を支払う方針を固めました。 教育委員会によりますと、賠償金は1人当たり20万円の慰謝料に加え、私立高校に支払った入学金や、私立高校と府立高校の授業料の差額、さらに合格していれば必要がなかった塾に支払った費用や、別の入学試験の受