最近ソウル・フラワー・ユニオンのレパートリーをよく聴く。アイリッシュ音楽の重要人物・ドーナル・ラニーと彼のバンドとの共同名義のアルバム『MARGINAL MOON』には『満月の夕』『潮の路』といった私の好きな作品が入っている。また、『アリラン』『竹田の子守唄』と、民謡に心を委ねる態度も感じる。 『竹田の子守唄』は赤い鳥のレパートリーとしても私は認知している。『翼をください』をB面にした、彼らのシングル曲でもある(『翼をください』のほうが合唱曲として学校教育の中で親しんだので、B面というのが意外だった)(あまりAやらBやらに差異もないか)(両A面なんてのもある)。 『竹田の子守唄』は子守奉公の少女が主体になった唄である。労働歌でありブルースのようなものでもあると私は解釈する。実際に京都府伏見の竹田に伝わる唄だったものを、尾上和彦が採譜しそれがフォーク・ミュージシャンたちのあいだで広まったとい
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